名刺をもらっていただける幸せ

posted by dom7s テーマ:ゼビオ札幌太平店【出勤簿】
今日はお店で 少し嬉しい事があったので書きたいと思います♪

おぃらの努めているゼビオでは、いろいろな商品を扱っているので それはもういろいろなお客様が来店していただけるわけですよ。

冬はスノーボードコーナーに貼りつけなので 若いお客様をメインに接客させていただいています。

この時期はお店にいるの?
よく、こんな質問がきます。
はぃ、夏場もお店にいますよ♪
この時期の売り場はキャンプコーナーにいます。
はぃ、一年中、アウトドアですねぇ♪
キャンプやBBQやる人は夏でもお店に遊びに来てくださいね♪

夏場になると、お客様の年齢層は様々。
子連れのファミリーもいれば 学生サークル、退職後の老夫婦などなど。


今日は、老夫婦のご案内をさせていただきました。
おばあちゃんは、遠くにいる爺様を 「ちょっと?ちょっと?」と呼ぶような感じ。家でもお互い名前を呼ばなくても伝わる「おぃ」って呼ぶみたいな仲なんでしょうね♪
爺さまは...見たからに頑固!

おぃらを呼びつけるなり

「これ あるか調べろ!」

あは...汗 
いきなりの命令口調。
はぃ、おおせのままにぃ?とばかりに お客様に言われた事は調べますよ。
おぃらも心の中では その言い方はないよなぁ?と 本当は思ってしまいます(笑)
でも、ここ数年、いろいろな方を接客していて思うんです。
お客様は 買い物をする時 人それぞれの日常があって その一部の何かたりない物を探しにきているんだなって。
その足りないものが商品なのかもしれないし、それは商品じゃないときもある。
何かを満たしたいそう思っている事はたしか。

このお客様は 子供用の寝袋を探しに来ていただいてました。
このお客様は 本当は寝袋を買いに来たんじゃないんです。
たぶん、お孫さんにプレゼントするんでしょうね♪
お孫さんの笑顔を探しに来店していただいたんです♪

この頑固そうな爺様も、孫にこの寝袋をプレゼントするとき きっと顔をくしゃくしゃにして満面の笑顔になってただのお爺ちゃんになるんだろうなぁ?とか想像しちゃうと おぃらも接客しながら自然と笑顔になれます。


人は何か買い物をする時、本当にその物がほしいのでしょうか?
おぃらはこう思います。
その商品を買うことで 生活が豊かになったり、
買い物をすることそのものが 楽しかったり、
その商品を手にした事で、これから先の事が楽しみでワクワクしたり、

心を満たすことが本来の目的で買い物を楽しむ事が 少なからずあるのだと思います。


この老夫婦のご案内を終えた時、おばあちゃんから一言ありました。

「ご丁寧にしていただきありがとうございました。」

このとき、おばあちゃんは満面の笑みでした♪
きっと、お孫さんの喜ぶ顔が頭のなかいっぱいだったのだと思います♪

爺様も最後に一言

「おまえ、名前は?ありがとう。」

お客様から、名刺が欲しいと言われた時、こんなに嬉しい事はありません。

自分はなにか特別な事をしたわけではありません。
いつも通りの自分でいただけです。
ただ、お客様の幸せになる顔を想像したら 自分もちょっと幸せになっただけ。

この老夫婦の帰り際の後ろ姿は 心なしか 二人の肩の距離が近くなったように感じました。




私は 商品を売りつけるためにこの仕事をしているわけではありません。
お客様に笑顔になってもらうために、幸せになってもらうために ゼビオで働いています。
プロスノーボーダーとしての仕事、ゼビオの仕事、
人を幸せにするという最終目標はなんら変わりがありません。
だから、同じ思いを持ったこのお店に6年間務めている事ができたのだと思います。



『お客様第一主義』



ゼビオがおぃらに教えてくれた最初の言葉です。